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■1. 気は優しくて力持ち
「最近は、日本の相撲界にも外国人力士が増えましてねー。いまや横綱も mongolien なんですよ」
フランス語でモンゴルのことは Mongolie といいますね。では モンゴル人はというと mongolien と言いたくなるのが、日本人の感覚。しかしご注意を。 mongolien は蒙古症、つまりダウン症患者のことなので .... 。モンゴル人は mongol といいます。外国人特有の間違え方を知らない人はまじめにとってビックリします。
■2. レストランで大胆なお願い
レストランでステーキの焼き加減を聞かれて、「 A poil, s'il vous plaît . 」舌が回らないのはよくありますね。このヒトは à point (ミディアム)と言おうとして à poil と口が滑ってしまったのですが、これは「ぜんぶ脱げー!」というお下劣な言葉です。
■3. おじいさんの恥ずかしい秘密
何やら怪しく盛り上がっているフランス人同士の話題に平然と割り込んでしまったヒトの話。
「 naturiste ですか? 私の祖父もそうでした」脱げーと言われなくても喜んで脱いじゃうのが naturiste (ヌーディスト)。このヒトの言いたかったのは、自然研究家などを意味する naturaliste なのでした。ま、普通だったら間違えそうもないですが、おじいさんのネタで話の輪の中に入っていける!と勢いづいちゃったんですねー、キモチはわかります。
■4. ハイッ、サヨーナラ!
もうひとつ舌が回らなかった例。フランス生活に少し慣れてきますと、仲よくなったお友達との別れの挨拶も Au revoir じゃなくって、 Salut とか Ciao なんて言ってみたくなるものです。ところがですね、自分が言おうとした瞬間に相手が言ったコトバに釣られるなんてことがありまして、 Ciao と言おうとして、相手に Salut と言われ、思わず「ちゃりゅー」なんて言っちゃうとハズカシーです、けっこう。
■5. ベンリな携帯電話
携帯電話、フランス人は気にしないけど、控えめな日本人は人前でむやみに鳴らさないよう気づかうもの。とある上品なお姉さまが携帯電話を購入するとき、店員に思わず「 vibrateur 機能はついてますか?」と訊ねてしまった。携帯のバイブ機能(っていうんですか?)は vibreur といいます。店員の反応はというと、冷たい目つきで小さくハーッとため息をつき「そういった機能はございません」。ニヤニヤしたセクハラ野郎でなくてよかったですね。それともその店員、ゲイだったのかな?
■6. ああ神サマ
お父上の仕事の関係でアメリカ暮らしが長かったある女性。すっかりアメリカンなノリになっている彼女の口グセは「オーマイガッ!」。ほっときゃいいのに、東洋人がアメリカ訛りの英語を話すのが気に入らなかったんでしょうかねー、イジワルなフランス人が、「ガッ」でなくフランスふうに「ゴーッドゥ」と発音するとフランス人のウケがいいよ、と教えた。お調子者の彼女、ある日ためしに「 Oh, my gode! 」とやってみた。たしかにウケるんで、その後も連発。ずっとあとになって親切な人が、「 gode は godemiché (いわゆるハリカタってヤツです)の意味なのよッ!」と教えてくれ、家に帰って辞書を引き目の前が真っ暗になったそうです。
■7. 知らぬ間に罵っていたワタシ
いつまでたってもフランス語の発音には苦労しますね。何気なしに発した言葉が予想外の反応を引き起こすこともしばしば。とある高級ブティックに勤めていた方のお話。「私どものお客様( clients )には ... 」と言ったつもりが、「 couillon とは何だ!」と怒鳴られた。 couillon は couille (きんたま)からきた言葉で「抜け作」ってな意味。また、「この紐( bretelle )は取り外しができるようになっております」と言ったつもりが、「 bordel とはどういうことだ!」と叱られた。 bordel は「淫売宿」という意味で「クソッタレ!」というような場合に使う言葉です。お気の毒さまでした、えーと、お客さんも。
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