お米の主な成分は言わずと知れた炭水化物、僕らのエネルギー源です。このほかにタンパク質、カルシウム、鉄分、マグネシウム、リン酸などの栄餍素や繊維も含まれます。また、コレステロールが少ないことから、欧州でも健康食として見直されています。尤も、脱穀され、精米され、白さを増すほどにこうした成分は失われます。自然食派が玄米にこだわる所為です。
お米は麦に次いで世界で最も広く栽培されている穀物で、その紀元はアジア。ヨーロッパに伝搬したのは14〜15世紀のこと。特にスペインやイタリア(ロンバルディア地方)では、中世からお米が重宝されてきたと言います。例えばパエリアは中世から伝わる料理だそうです。一方フランス料理でお米が積極的に使われ出したのは最近のことで、有名なカマルグ米の栽培が本格化したのは20世紀に入ってからのことに過ぎません。2003年の米生産は1位が中国の1億6600万トン、2位がインドの1億3400万トン、3位がインドネシアの5185万トンで、日本は10位の986万トンでした。ご飯はいろんなおかずと相性がよく、いろんなものをバランスよく食べつつ、炭水化物を補給することが出来ます。ところで日本の小学校では「三角食べ」を教えますが、ご飯とおかずと汁ものが一度に出てくるという食事形態はヨーロッパでは稀かな。強いて言えば、朝ご飯のパンとハムとコーヒーくらいですかね(笑)。むしろお米はサラダの具であったり、パスタの代用品であったりする方が多いようです。