■1区
ルーブル美術館、レアール、ヴァンドーム広場、サントノレ通り、リッツやクリオン、インターコンチネンタルなどの高級ホテルなどがあり、文化と商業のまさに中心。チュイルリ公園は観光客でにぎわい、パレ・ロワイヤル庭園は市民の憩いの場。
■2区
かつての目抜き通りグラン・ブルヴァールがあり、ちょっとレトロなパリの面影も。ボンヌ・ヌーヴェル駅前のREXやオペラ周辺など、封切り映画館がいくつもあり、人々が集まる区域。サンチエは衣料の問屋街。証券取引所や国立図書館もある。エチエンヌ・マルセルには最先端のセレクトショップが並び、オシャレな若者も多い。モントルグイユ通りは、カフェやレストラン、市場があり下町っぽいにぎわい。サンドニ通りはセックスショップが並び、昼間からドギツイ格好で娼婦が立っている。
■3区
ゲイのメッカ、マレ地区があり、カフェやバー、洋服屋や雑貨屋が並ぶ。日曜も開いている店が多い。ユダヤ人街もマレにある。重厚な旧建築が並び、整然とした印象。工芸博物館、ピカソ美術館などミュゼも多い。アール・ゼ・メチエ周辺は小さな中華街。
■4区
ノートルダム寺院のあるシテ島には観光客がいっぱい。その横のパリ警視庁前には、滞在許可の手続きに来た外国人が列を作る。シテ島の横には、超高級住宅の並ぶサンルイ島がある。そのほか市庁舎、ポンピドゥーセンター、ヴォージュ広場など。ほぼ全域が「シックなパリ」というイメージそのもの。
■5区
「カルチエ・ラタン」として知られる学生街。ソルボンヌをはじめ、数多くの高等教育機関が集まり、いかにもアカデミックな雰囲気。パンテオン周辺の坂道は閑静な高級住宅街。ムフタール通りには市場や、レストラン、バーが並び、老若男女でにぎわう。ローマ時代の遺跡の円形闘技場があったり、イスラム教の寺院があったり、植物園、自然史博物館、動物園と盛りだくさん。映画マニアが喜ぶ小さな映画館も多い。
■6区
リュクサンブール公園は、パリの春夏秋冬が最もわかりやすく感じられるところ。サン・ジェルマン・デプレ一帯はブティックや有名カフェを訪れる観光客でいっぱい。典型的なパリのイメージに近い風景があちこちに。オデオンの駅前には映画館が並ぶ。ふつうの日用品を売る店が少なく、生活は便利じゃないかもね。
■7区
エッフェル塔とナポレオンの墓所アンヴァリッド、オルセー美術館、ユネスコがある。エッフェル塔と旧陸軍士官学校の間にあるシャン・ド・マルス公園の芝生は市民と観光客の憩いの場。昼間から酒盛りしている若者もいますね。官庁街で生活感があまりない。
■8区
コンコルド広場から凱旋門に至るあまりに有名なシャンゼリゼがある。広々とした高級住宅街。モンソー公園以外はあまり緑地がない。高級ブティック街のフォブール・サントノレ通りでショッピングをしていると突然、警官が大勢いるところに出くわすのは、大統領府のエリゼ宮と内務省があるからです。
■9区
オペラ周辺はデパートが並ぶショッピング街。日本人観光客をたくさん見かけます。東へ行くと、蝋人形館やハードロックカフェなどがあるグラン・ブルヴァール。このへんは日本人観光客が少なめで、アメリカ人やヨーロッパ人が多い。中央部には落ち着いたシックな住宅街が広がる。ノートルダム・ド・ロレット教会からマルチール通りをのぼっていくと、食品店が並んでいて市民の日常的な買い物風景が見られます。
■10区
北駅と東駅がある。区のナンバーが2ケタになると、見かける有色人種の数もぐっと増えるね。ストラスブール・サンドニ駅から東駅方面にストラスブール大通りを行くと、トルコやアラブ、インドのレストラン、食料品店がたくさん並んでいる。ゴミもいっぱい落ちている。シャトー・ドー駅周辺にはアフリカン美容室がいくつもあって、客引きが展開しています。北のルイ・ブラン駅周辺はインドやパキスタン系の移民が多い。サンマルタン運河の両岸は、日曜は車が通行止めになり、人々が憩う。新しめのブティックやカフェが賑わっています。
■11区
レピュブリック、ベルヴィル、ナシオン、バスチーユを結ぶと11区。庶民的な住宅街だが、近年になって若者が楽しめるスポットが次々と登場している。バスチーユ近くのラップ通りはバーが並び、観光客の若者でごった返す。オベルカンフ通りにも若者受けのするカフェやレストランが多い。バスチーユからシャロンヌ駅に向かう一帯には、個性的で小さな店が並ぶ。清貧アーティストからBOBO(ボヘミアン的なブルジョワ、裕福なんだけど金持ち趣味を嫌う人々)、学生や移民まで雑多な人々が混在するのが魅力。最近は近接するマレに繰り出すゲイたちの住み処としても人気らしいです。 |
■12区
パリでもっとも目立たない静かな区といわれるね。広々とした閑静な住宅街がほとんど。かつて高級ブティックが並んでいたドメニル大通り沿いは、いまやコンピュータの安売り街に。南東にはヴァンセンヌの森が広がり、セーヌ河岸には再開発されたベルシー地区がある。総合イベント会場や、ワイン倉庫街を改造したショッピング街のベルシー・ヴィラージュ、映画館などが並び、新しい観光スポットに生まれ変わった。リヨン駅の近くからバスチーユに向かう高架橋は、下がアトリエ街で上が遊歩道で、楽しい散歩コース。
■13区
さまざまな顔をもつのが13区。映画館やハイパーマーケットがあるイタリー広場、イブリーとショワジーの大通りに広がる中華街、立ち並ぶ高層マンション。巨大なフランソワ・ミッテラン図書館と、その周辺のシックでモダンな住宅。その一方で、小さな家が集まり村の雰囲気を残すビュット・オー・カイユや、シュバルレ駅とナショナル駅の間など、古くて温かい魅力的な街並みの地区もある。
■14区
かつては歓楽街といわれたモンパルナス。いまはちょっとさびれて場末の雰囲気も。夜になると映画館やカフェは観光客でまずまずにぎわっていますが。墓場(モンパルナス墓地)や地下納骨堂(カタコンブ)など文字通り干からびた名所もあります。アレジア通りにはいわゆるアウトレット店が並んでいる。南のはずれには、池のある市民の憩いの場、モンスリ公園がある。
■15区
お金持ちから平均的な家庭、学生までいろいろな人々が住む。ひたすら住宅街という感じ。庶民的な商店街があちこちにあります。日本人家庭が多いらしい。そういえばパリ日本文化会館もありますね。セーヌ河岸にはかつての日航ホテルなど、高層ビルが並ぶ。シャルル・ミッシェル駅の上には、さびれたショッピング・モールがあってレトロな雰囲気。ボーリング場もあります。西のはずれのセーヌ沿いには、アンドレ・シトロエン公園があり、日曜には芝生で寝転ぶ家族連れでにぎわっている。夏には噴水で異常にはしゃぐ子供を見ていると飽きない。
■16区
閑静な高級住宅街。パリにこんなに緑とスペースがあるのか、と怒りだす人もいます(?)。パッシーのあたりは、高級な店が集まる。アール・ヌーヴォー建築を見ながらの散歩も楽しめる。トロカデロはエッフェル塔を眺める観光客でにぎわう。西には鬱蒼としたブーローニュの森。このあたりにくると何かちょっと怖いですね。
■17区
凱旋門のあたりからワグラム周辺にかけては有数のブルジョワ街。公園のあるバティニョル地区は、地方都市みたいにのどかな雰囲気の住宅街。最近は裕福な若い家族に人気のようです。さらに東へ行って、クリシー大通りを越えると、やや別世界の感あり。いろいろな人種が入り混じって活気のある庶民街になります。
■18区
サクレクール寺院のそびえ立つモンマルトルの丘。石畳の路地や階段はステキな散歩コース。アベス駅周辺には生活感あふれる商店と、新しい個性的な店の両方が楽しめます。丘を北側に越えると、落ち着いた庶民的な住宅街。ジュール・ジョフラン駅周辺は、市場がにぎわっています。ただしバルベス大通りを東に越えると、アラブやアフリカの移民街。シャトー・ルージュ駅周辺はかなり怪しい雰囲気の人々がたむろするが、アフリカの生地や食材を売る店が並びエキゾチックで楽しい。さらに東のマルクス・ドルモワには小さな中華街がある。
■19区
ビュット・ショーモン公園のある庶民的な界隈。公園は池や見晴らし台があって、家族連れや友達連れがのどかに芝生に寝そべっています。公園の東側のダニューブ駅周辺には、一軒家が建ち並ぶ住宅展示場のような雰囲気の一角も。北東のはずれにある科学産業都市ヴィレットは夜になるとちょっと近未来都市の雰囲気(?)。少し寂しいウルク運河の風景もなかなか情緒あり。
■20区
ベルヴィルは中華のレストランや食材店がこれでもかというくらいに並び、つねに人がごった返す。メニルモンタン周辺は、パリの下町という感じ。ベルヴィル公園を上へ抜けると、ちょっと村の感じが残っている。うねうねとした小道は飽きない散歩コース。ピレネー通りからガンベッタに向かうあたりは庶民的で落ち着いた住宅街で商店も多い。緑豊かなペール・ラシェーズ墓地の東側には、小さな村みたいなサン・ブレーズ地区がある。はずれに行くほど高層ビルが多く建ち、パリの中のベッドタウンといった雰囲気。
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